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SM歴だけは無駄に長いサディスト粋永が綴るSM的嗜好や、SMの考え方、捉え方、そしてチャレンジ(試行)を綴ります
202404«│ 2024/05| 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 »2024/06
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15:54:36
インナーチャイルド、耳にされた方も多いかもしれませんね。
私が初めてその言葉を知ったのは、とあるセラピストとの出会いからでした。
今では書籍も出されている著名な(そこそこ)セラビストさんでしたが、当時はまだ無名。
友達の奥様がそのセラピストでしたので、会食の席でなぜかその奥様に自分の幼少期の話をしたんです。



今でいう虐待を母親が受けていました。
ネグレクトと虐待、そのどちらをも受けていたと思います。
その頃のこと、なかなか思い出せない部分はあるのですが、旦那(私にとっての父親)がいるにも関わらず外に愛人を作り、その挙句子ども(現在の弟)まで作り、あたかも旦那の子どものような顔をして産んだ母親。


そしてその頃は父親も気付いていたらしく、自分の母親(私の祖母)に「お母さん、○○(弟の名前)は僕の子じゃないんだ」「□□(愛人)の子どもなんだ」と言葉少なに伝えていたそうです。


このことは父親の死後、そして大好きだったら祖母の死後、叔母から聞いた話です。
ただ父親と母親が喧嘩していた内容は朧げながらも覚えていますし、なんとなく察しはついていたんですけどね。(^^;


こんな話から「あなたのインナーチャイルドに逢いに行って、ちゃんと頭を撫でてあげてください」と退行睡眠を勧められ、後日退行睡眠を受けました。
でもどうしてもあるところから深く入れず、ただただ辛いだけ。苦しいだけ。悲しいだけ。


現在に戻して(という表現とは違いますが)もらう中で、不思議な体験をしたんです。


それがそのセラピストさんに馬乗りになって首を締め、ビンタをし、髪の毛を掴んで大きく揺さぶってる自分の姿を見たんです。
さすがにこのことはお伝え出来ませんでしたが、それ以外の体験をお伝えして退行睡眠、インナーチャイルドに逢いに行くツアーは終了しました。


その時からずっと頭の中にあのシーンがこびりついていました。
そして雨の日に一人で居ると必ず物言えぬ淋しさの中で、あのシーンが甦ってくるんです。
その時々に相手の顔はセラピストさんであったり、全く別の知り合いの女性だったりしたんですけどね。
変な汗を掻いていたこともあります。
勃起していたこともあります。
瞑想のような、宙に浮いているかのような不思議な体験とともに、甦る馬乗りになっている自分。


あの頃から何年経ったのか、そもそもその雨の日の体験が夢だったのか現(うつつ)だったのかさえ、記憶が定まりません。
あのセラピストさんの旦那さんとまず友達になって・・・って考えると20年以上は前のことなんですけどね。


今、こうして主従関係のど真ん中にいて思うこと。
インナーチャイルドに逢いに行く時に、自分の中の潜在意識というものに辿り着いたんでじゃないのかということ。
加虐願望というシンプルな言葉で括ってみると、あの時の体験、そしてその後の雨の日の出来事全てに折り合いが付けられるような気がします。


今でも雨降りの一人の時間は苦手です。(^^;
消え入りたくなるんです。
このまま消え去ってもいいかもとさえ思うんです。


犯罪者にならなくて良かった。ww
今、こうして自分の中でバランスが取れていられるのは、私を主として仰ぎ、慕い、敬ってくれる従者たちのお陰です。
主のタイプにはそれぞれあると思いますが、私のように自分の弱ささえ従者に曝け出す主も居ます。
それら全てを受け容れてくれた上で、私に平伏し(ひれふし)、傅き、敬ってくれる従者たち。
だから私は強くなれます。
だから私は優しくもなれます。
だから私は加虐を与えてやることも出来るんです。(^^)


コメント
お久ぶりです
粋永様、お久しぶりです。
相変わらず健在のようで嬉しいです。
粋永様の過去にはそんな事があったんですね。

今回は粋永様の今回の書き込みに強く共感出来る部分がありましたので、久しぶりにコメントさせてもらいました。

私の場合は過去の一時期に極度の極限状態に長期間追い込まれる中で、自分の中で「何かが壊れた」という感覚があります。
何かが壊れて、性格、人格、物事の好み、色々な事が変わってしまいました。
そして、それがキッカケでこの世界に逃げ込むように入り込むことになったのです。

人それぞれ、見た目、上辺だけでは分からない「何か」を抱えて生きている人が多いのでしょうね。





クリムゾン│URL│2019/06/03(Mon)11:05:00│ 編集
Re: お久ぶりです
クリムゾンさま


お〜、なんと嬉しいお名前でしょう。(^^)
大変ご無沙汰しておりますが、お元気そうですね。


> 粋永様の過去にはそんな事があったんですね。

そうなんです。(^^;
グレなかったのが不思議なくらい・・・あ、そう言えば若い頃はグレて、いえ、グレかけてました。www


> 今回は粋永様の今回の書き込みに強く共感出来る部分がありましたので、久しぶりにコメントさせてもらいました。
>
> 私の場合は過去の一時期に極度の極限状態に長期間追い込まれる中で、自分の中で「何かが壊れた」という感覚があります。
> 何かが壊れて、性格、人格、物事の好み、色々な事が変わってしまいました。
> そして、それがキッカケでこの世界に逃げ込むように入り込むことになったのです。

いつぞや何かのキッカケにお伺いしたことがあります。
SMに目覚め、主従関係にハマるマスターの多くは何かしらの傷を抱えてきているような気がします。
もちろん生れながらにしてのサディスト、マスター体質の方もいらっしゃいますが。。。

M女さんも何かしらのキッカケがあってこちらの世界に入られますし、そこはSもMも変わりなくと言ったところなのかもしれませんね。


> 人それぞれ、見た目、上辺だけでは分からない「何か」を抱えて生きている人が多いのでしょうね。

だからノーマルの頃とは違う深い絆みたいなものがベースにあるような気がします。
私はもうノーマルの恋愛を忘れましたが、ノーマルに戻りたいとはこれっぽっちも思わないんです。
それは安心感に他ならないような気がしてます。(^^)

粋永

粋永(すいえい)URL│2019/06/06(Thu)18:45:42│ 編集
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます

││2019/06/07(Fri)08:51:35│ 編集
Re: タイトルなし
鍵コメさん

いつもコメントありがとうございます。
そしてせっかくコメントいただけたのに放置プレイしてしまいごめんなさい。(^^;
読ませていただいて、私自身も色々と考える部分があり、なかなかリプライ出来ませんでした。

ご主人の件、以前私信で遣り取りさせていただいた際にも書かれていましたよね。

主をやっている人種は強い・・・は迷信でしょうし、作り上げられた偶像です。
逆に弱い部分もあると思うんですよね。(^^;
それを従者に見せるかどうかはそれぞれの主の考えに委ねるとして、私は見せるタイプです。
こちらが見せることで、相手も見せやすくなるというのは、仕事にも通じます。
こちらが胸襟を開くことで、お相手も開きやすくなるのと同様で、主従に対しても私はそうありたいと思っております。

鍵コメさんはそういうコトを経験されたからこそ、今に繋がっているのは間違いなさそうですよね。(^^)

自己否定されている女性(男性も同じですね)のあまりの多さにびっくりすることがあります。
自己否定だけならいいのですが、そこから世捨て人のように世俗との関係性を断ち、引きこもりがちになられる人もいます。
そういう人たちに自己肯定、「I Love Me.」を伝えていくのも大切なのは分かってますが、こちらから「あなたは自己否定されていますよね?」と尋くことも出来ず・・・。(^^;

私も過去を消したりたいと思うこともありますが、未来は自力で変えられても過去は変えられませんもんね。
だからこそ、未来、というと大袈裟ですが、ちょっとだけ先の新しい自分を主従関係を通じて調えていきたいと思ってます。(^^)

それと・・・嫉妬していただいてありがとうございます。(^^)
私は主従関係、とそれ以外、やはり主従関係が真ん中にあります。
もちろんオフィシャルはそうはいきませんが、プライベートでは真ん中にドーンと置いておきたいんですよね。

> ですがやっぱり理屈ではなく本能としてここに来てしまうという説明しかできません

この一行だけ引用させてください。

光栄です。
是非今までと変わりなくお立ち寄りいただいて、コメントもどんどん残してくださいね。

いつもありがとうございます。(^^)

粋永

粋永(すいえい)URL│2019/06/11(Tue)10:31:50│ 編集
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粋永(すいえい)

Author:粋永(すいえい)

地方都市にすむSM歴40年弱の古参
サディスト。
齢60が間近に迫り、老眼の目を細めながらBlogを再開。

若い頃のような勃起力はないし瞬発力、持続力も弱る一方。(^^;
だけど、SM道は骨になるまでと心得、
SM道をひた走る。

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