でも寝るのは一人だけど、もちろんそれだけのために勧められるままここにしたわけではない。(^^ゞ
ここにした一番の理由、それは東京在住のM女さんと僅かな時間の逢瀬のため。
ひょんなことでそうなった。
だが私の東京出張に合わせて逢うことにしたのはいいけど、私は20時にはホテルにお迎えが来ることになってて・・・。(^^;


彼女が仕事を終えて速攻で駆け付けてくれたとしても、18時半以降になるらしい。
タイムリミットは1時間。
初めましてではないにしても、コミュニケーションはLINEとメール、そして数回の電話のみ。


夜景をゆっくり楽しんでもらう時間はないのは確か。(^^;





そんなこんなで始まった二人の時間。
以下の文章は私のBlogを真似てくれてM女さん側の心の動きを綴ったものを私にメールしてきてくれたもの。
本人の許可を得ましたので、そのまま加筆修正せずにお届けします。


一時間の逢瀬。

駅から走る。お待たせしてるからというのも、勿論あるけど、少しでも長く側に居させていただきたいという気持ちが大きくて、一生懸命走る。

年末近くの街中は、賑わっていて思うように走れない。ヒールで駆ける音に、前行く人が驚き、振り返る様子もあるけど、構わずに通り過ぎる。

駅から10分後、目的のホテルに着く。真新しい高級ホテルは迷路のような構造で、焦る気持ち、逸る気持ちを宥めながら、S様との待ち合わせの場所へと向かう。

エレベーターには宿泊の人々が揃う。上質な服を纏った人々の中に、髪を乱した、綺麗じゃない自分が恥ずかしい。でも、おどおどしないよう背筋を伸ばして前を見る。

到着したエレベーターの扉を出て、周りを見渡すとS様が立っていた。
落ち着いた色味のざっくりとしたニット。細身のジーンズ。スパイシーな薫り。
視覚、聴覚、嗅覚からS様の存在が側にいることをひしひしと感じる。

いくつか言葉を交わしながら、お部屋に案内していただく。
滞在されるお部屋は、高層階から夜景を一望できる。思わず、歓喜の声が漏れる。

夜景を目に焼き付けた後、シャワーをお借りする。迷ったけれど、下着を身に着けバスローブを羽織る。

間接照明が灯り、ジャズが響く。上質な品のいい調度品の中で、足を組んで座っているS様。
あまりにも完成された絵のようなそこに、私が足を踏み入れていいのか、迷ったけれど近づかせていただく。

窓一面に広がる夜景を背中にしてソファーに座ると、

「時間が限られてるから、脱いで」

いつもの陽気で気さくな声ではなく、低く掠れるような男性の声で命じられる。

緊張して身体が強張り、目が潤みだす。

でも、ここへ来る事を決めたのは自分で、何をされるのかも分かった上で来たんだ。


裸の写真を撮ることが目的ではないので、「脱いで」の後が続くのは言うまでもなく。
シャワーを浴びて出て来た時、残された時間は45分。(^^;
さて粋永、どう料理するか。


もちろん続きます。(^^ゞ