そんな中でも「自分はMかどうかよく分からない」という彼女に、SMの入口でも感じてもらえればと思って「そこ」を意識して45分を過ごした気がします。


S様の胸を舐めさせてもらいながら、ジーンズに手を寄せる。

『舐めてもいいですか』と尋ねると、ジーンズを脱いでくださるS様。

たくさんキスをしながら、舌を這わせていく。少しづつ大きくなっていく様子が嬉しい。
咥えて舐めてると、

「それで他の人はイクの？」

と仰られて、ぎくりとする。申し訳ないことにご奉仕はとても下手。
今まで付き合った人にもフェラを求められることはほとんど無くて、経験不足で努力不足だ。
申し訳なくて、しゅんとする。

「俺が動くよ」とS様が立ち上がられる。

頭を持たれて、喉奥にS様のを感じる。
ほとんど経験がないイマラチオは苦しくて涙が勝手にぽろぽろと流れる。
苦しくて、勝手に頭が離れようとすると
「逃げるな」と声がかかる。

気持ちよくなっていただきたいという気持ちはあるのに、苦しさに耐えられず何度もむせる。

喉奥をつかれた時に、勢いよくむせてしまい、透明な液体が口からだらだらと流れる。
何が起こったか分からなくて、呆然とする涙と胃液でぐちゃぐちゃの顔を、バスローブで拭ってくださるS様。

「〜♪」スマホから着信音が響く。
後でタイムアップを知らせるアラームだと教えてもらった。


そう、これでタイムアップ。
ばたばたとお互いに身支度を整えながら、心の中は申し訳なさでいっぱいだった。お忙しい中、無理に会っていただいたのに、ろくにご奉仕も出来ない。それに加えて色々と粗相してしまったことに、しゅんとする。





S様から
「こんな短い逢瀬は初めてだから、どたばたしてしまったね」と優しく声をかけて下さる。

いつもの優しい気さくなＳ様の、柔らかい声と雰囲気にホッとしながら、自分がとても緊張していたことにそこで気付いた。

Ｓ様に、「キスしなさい」と命じられて自然に口を寄せ、柔らかく触れる。
二度目のキス。一度目のものは溺れて狂おしく感じたけど、二度目は優しくてふわふわと幸せな気持ちになる。

「また、ラインで」

声をかけていただいて、それに応えるように頭をさげて、部屋を後にさせていただいた。

帰り道は、夢から覚めたような不思議な気持ちだった。非現実的な空間とS様の存在が夢のようで実感が伴わない。でも、しっとりと濡れた下着とじんじんとする躯の奥の熱が、現実であることを生々しく知らせた。


「それで他の人はイクの？」って随分失礼な言葉ですよね。(^^;
う〜ん、確かに慣れてないような感じではありましたし、時間がたっぷりとあったら教えることも出来たんですけど、前述の通りの状況。
それでイラマチオをしましたけど、こればかりは慣れなんだと思います。


そこまで奥まで入れたワケではないのですが、ほんっと苦しそうでした。(^^;


可哀想に。www


お尻へのスパンキング、軽めのビンタ、軽めのイキ地獄、軽めのイラマチオ・・・。
そう、全てぷちサディストがするSMプレイの中でも、ぷち中のぷち。全て軽めでしたけど、それでも十二分にSMの醍醐味は感じてもらえたような気がします。(^^)